6ペンスコインを送る意味とは
6ペンスコインは、新郎新婦の幸せを願う縁起物の一つとしてプレゼントされているアイテムです。元々はイギリスのマザーグースの歌が元になっていますが、花嫁の左の靴や新郎の胸のポケットに6ペンスコインを忍ばせておくことで、お金に困ることがないようにという願いが込められています。日本でも新郎新婦の幸せを願って、結婚式の際に6ペンスコインをプレゼントすることが増えてきていますが、イギリスでは1971年に6ペンスコインの製造が終了しているので市場ではほとんど見かけなくなっています。インターネットで古銭の6ペンスコインを1,000円以下で購入することもできますが、アメリカの10セントなど同じ銀色のコインで代用することも可能です。
幸せを呼ぶサムシングフォー
マザーグースの歌には、花嫁が結婚式の時に4つのSを身に付けると一生幸せな結婚生活が送れるようになるためのおまじないが謡われているので、6ペンスコインと同じように縁起物として多くの女性が4つのSを身につけて結婚式を挙げています。サムシングフォーは、Something new (何か新しい物)・Something old(何か古い物)・Something blue(何か青い物)・Something Borrowed(何か借りた物)の4つのアイテムを借りたり、貰ったりして身に付けます。何か新しいものは、新しい生活が幸せであるようにという願いが込めれれています。何か古い物は、家族で代々受け継がれているものや祖母や母のアクセサリーなどを身に付けることで、末永く夫婦で過ごせるように、何か借りた物は幸せな結婚生活を送っている友達の物を借ることで、同じように幸せな結婚生活が送れるようにとの願いが込められています。もう一つの何か青い物は、聖母マリアのシンボルカラーを身に付けることで花嫁の純潔や貞節を表しています。